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修了生のページ

募集・情報

ウクレレ演奏会(2015.10.30)のご案内

来る10月30日(金)、RSSCウクレレ合唱団「鈴懸」(代表:2期生 石川秀雄)が、さいたま市で演奏会を開催いたします。「鈴懸」はRSSCの1期生から8期生まで全期の音楽好きの同窓生が参加するサークルで、普段は月2回の定期全体練習のほか随時のケア施設慰問やRSSCイベント参加などの活動をしています。今回、サークル活動の年1回の発表の場として、さいたま市の地元音楽サークルと共同で演奏会を企画いたしました。また当日はRSSCフラダンスサークル「ナニ クプナ」の賛助出演もあります。音楽好きの同窓生の皆さま、ご家族、ご友人をお誘い頂き、是非お越しくださることをお待ちしております。(4期生 金子亮一)

 日時:2015年10月30日(金) 13:00開演(12:30開場)入場無料
 場所:さいたま市 サウスピア9Fホール (JR武蔵浦和駅西口 徒歩1分)

演奏会パンフレットはこちら





ウクレレ演奏会(2014.10.13)のご案内

来る10月13日、RSSCウクレレ合唱団「鈴懸」(代表:2期生 石川秀雄)が、さいたま市で演奏会を開催いたします。「鈴懸」はRSSCの1期生から7期生まで全期の仲間が参加する音楽好きの集まりで、普段は月2回の全体練習のほかケア施設慰問やRSSCイベント参加などの活動をしています。当日は日頃の練習の成果を発表しようと昨年に引続き地元サークルと共同で演奏会を企画したものです。RSSCフラダンスサークル「ナニ クプナ」の賛助出演もあり、きっと老若男女どなたにもお楽しみ頂けると思います。音楽好きの同窓生の皆さま、ご家族、ご友人をお誘いあわせのうえ、多数のお越しをお待ちしております。
(四期生 金子亮一)


 日時:2014年10月13日(月・祝) 13:30開演(13:00開場)
 場所:さいたま市 サウスピア9Fホール (JR武蔵浦和駅西口 徒歩1分)

演奏会パンフレットはこちら ⇒ (ポスターをクリックしてください)



ウクレレ合唱団「鈴懸」演奏会ご案内2013年10月12日

このほどウクレレ合唱団「鈴懸」が地元のサークルと一緒にさいたま市で演奏会を開催いたします。
「鈴懸」はRSSC1期生から6期生まで全期の仲間が参加する音楽好きの集まりで、日頃の練習の成果を発表しようと今回初めての演奏会を企画しました。
当日は、RSSCフラダンスサークルも賛助出演します。音楽好きの同窓生の皆さまのお越しをお待ちしております。    (四期生 金子亮一)

 日時:2013年10月12日(土) 13:00~16:20
 場所:さいたま市 サウスピア9Fホール
         (JR武蔵浦和駅西口 徒歩1分)

  演奏会ポスターはこちら ⇒ (ポスターをクリックしてください)


「単身ネット」の講座のご案内
二期生の浅賀はるみです。

この度、2年前に活動を開始しましたおひとりさまの当事者会である「単身ネット」が「終活講座」を開催することになりました。セカンドステージ大学の皆様でテーマにご関心がある方にぜひご参加いただきたいと思い、ご案内させていただきました。同窓会でのPRをぜひお願い出来ればと存じます。

今回の講師の方はセカンドステージ大学の授業を通して存じ上げるようになりました。一年の学びからいろいろなお力をいただいておりますことに深く感謝をしております。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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 平成24年度品川区自主グループ講師派遣講座

終活 自分らしく(私らしく)~~エンディングノートを書いてみましょう~
必ず訪れる「その日」、元気な時に自分の「思い」「大切な人へのメッセージ」をひとことひとこと思いをこめて書いてみませんか。遺される人々は安心し、自らにはこれからの時間の過ごし方がよりはっきりとみえてくるでしょう。

                記
日時:   平成25年2月3日(日)14:00-16:00 (13:30受付開始)
会場:   五反田文化センター 第一会議室
住所:  品川区西五反田6-5-1
講師:   NPO法人トータルライフサポート 理事長 三国浩晃氏 
対象:   テーマに関心がある方
費用:   300円(資料代実費)(エンディングノート)

募集定員: 25名(申込先着順)
申込方法: 氏名、住所、電話番号と共にこちらへご連絡ください。

講座のパンフレットはこちら

主催:単身ネット (品川区高齢者福祉団体、品川区社会教育団体)


「ヤングシニア入門 ~健康維持、仲間、地域とのつながり~」
二期生の浅賀はるみです。

この度、地元で活動をしております「品川区をよく知る会」が品川区の委託を受けて連続6回講座を開催することになりました。
セカンドステージ大学の皆様でテーマにご関心がある方にぜひご参加いただきたいと思い、ご案内させていただきました。同窓会でのPRをぜひお願い出来ればと存じます。
団塊の世代の昭和22年生まれが今年65才になり、高齢者の区分に入ると、一体何がどう変わるのだろうかという素朴な疑問から本講座の企画が始まりました。

セカンドステージ大学での一年の学びが講座内容を考える際に大きな助けになりました。1年の学びがその後このように影響を持ってくるとは驚きです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

日時 テーマ(内容) 講師 会場・室名 
1 11月4日(日)
午後2時~4時
サクセスフル エイジングをめざして
~キーワードは栄養・体力・社会参加~
新開省二
東京都健康長寿医療センター研究所  研究部長
五反田文化センター第二講習室
2 11月11日(日)
午後2時~4時

ヤングシニアが知っておきたい
1. 品川区の健康
2. 品川区の介護予防プログラム
1.矢野久子
品川区保健所長
2.黒滝ミツイ
品川区高齢者いきがい課 いきいき事業係係長
五反田文化センター第二講習室
3 12月9日(日)
午後2時~4時
カラダづくり①(*1):
ヤングシニアの健康増進
~一緒にカラダを動かそう~
伊藤滋唯
社会福祉法人 さくら会 理学療法士
 五反田文化センター第2スタジオ
4 12月16日(日)
午後2時~4時
地域活動①:
ヤングシニアがこれからを充実して生きるこつ
~転機を天機に~
松田誠一
NPO法人シービー・シナガワ 事務局長
 五反田文化センター第二講習室
5 平成25年1月13日(日)
午後2時~4時
地域活動②:
ヤングシニアが生涯現役でいきいきと活動するための秘訣
~居場所作り・仲間作り~
真貝高三
世田谷地域デビューの会代表
 五反田文化センター第二講習室
6 平成25年1月26日(土)
午後2時~4時
*この日のみ土曜日です
カラダづくり②(*2):
OKウォークをマスターして心も体もビューティアップ!
~正しい姿勢と歩き方を学び輝く笑顔に~
OK和男
日本ボディデザイン協会会長
 五反田文化センター第一講習室

申込方法: 
10月2日~10月19日(金)までに往復はがきに 「ヤングシニア入門」と書き、 住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を書いて 下記へお申込みください。

   〒140-8715 品川区広町2-1-36(TEL 03-5742-6836)
   品川区文化スポーツ振興課文化振興係
   「区民プロデュース型講座」係宛、

定員 50人(抽選) 費用 100円(資料代全6回分)
主催 品川区
運営 品川区をよく知る会

講座のパンフレットはこちら

清田宏子さん(二期生) 個展のご案内
セカンドステージになってから絵を始めた清田宏子さん(二期生)が、このたび個展を開催しますので、ご案内します。

<清田宏子さんからのメッセージ>
『RSSCでの二年間の学びの中から思いがけない素敵なパワーを頂戴致しました。そして出会えた生涯で最高の友人たちのご協力を得て、今回初個展を開ける運びとなりました。心から感謝申し上げます。ご高覧ご講評賜れば幸甚に存じます。』

詳細はこちらをご覧ください。

「定年後の生き方、社会参加と健康」講座 (二期生 浅賀はるみ)
浅賀はるみさん(二期生)が地元で参加している「品川区をよく知る会」では、この度「定年後の生き方、社会参加と健康」と題して、団塊の世代の先輩である70代、80代で社会貢献をされている地元のグループ、個人をご紹介する講座を開催します。

日時 :  平成24年1月22日(日) 13:30-16:00 (13時15分受付) 
 場所 :  五反田文化センター
 問合せ先:  「品川区をよく知る会」事務局 浅賀はるみ
 内容 :
第1部 講演:「コアネット」の活動 (「コアネット」の代表の方による)
第2部 紹介:「福寿草」 三橋登志枝さんの活動
第3部 意見交換会:定年後の社会参加、健康、感動

  

これから先の人生をいつも真剣に考えていられるRSSCの在校生、修了生のみなまさまにもご参加いただき活発な意見交換が出来たらと希望しています。参加を希望される方はこちらへご連絡ください。
20~30名の小さな会で親しい交わりの時が持てたらと考えております。
講座のパンフレットはこちら


活動報告・近況


ラルシュ・マイメンシンからの便り (一期生 継 潔)
「マイメンシンでは大変お世話になり、本当にありがとうございました。ハニフさんたちも、ラルシュの皆もとても喜んでいました。
今回のご訪問もとても楽しかったです。皆さんが、入念にご準備くださり、しかもベンガル語で子どもたちに話してくださったことに、皆とても感激していました。
皆さんの作詞作曲のベンガル語の歌も、嬉しい驚きでした。お話しの本や、紙芝居、またウクレレも素晴らしかったですね。ラルシュの皆も、皆さんのことを、今回とても近く感じたようです。継続してお越し下さっている力ですね。だん だん、本当にとても近い友達、或いは身内を迎えるような感覚でしょうか 。 2014年5月24日」

マイメンシンの障がい者施設ラルシュ・マイメンシンで献身的な働きをされている岩本直美さんからのお便りである。
マイメンシンはバングラデシュの首都ダッカから北へ約150Kmに位置するダッカ管区北部の最大都市。
2013年はハルタル(ゼネスト)多発のため訪問出来なかったが2014年5月、1年半振りに岩本さんが奉職されているラルシュ・マイメンシン、さらにハニフさんが責任者をしているスラムの子供達が通うステーションクラブへ3回目の訪問をすることが出来た。
一期生前田貞子さん、継 潔、二期生石川秀雄さん、福井規公子さん何れも「アジアの貧困とNPO/NGO支援研究会」のメンバーである。
紙芝居「おおきくなあれ」、絵本「かくしたのだあれ」「ONE to TEN」をベンガル語に訳し、ラルシュ・マイメンシン、ステーションクラブの子供達に読み聞かせをした。ステーションクラブでの最大イベントは一期生の協力も頂いたピアニカ6台を持込んでの石川さんによる演奏指導であった。
ピアニカを初めて見、手にする子供達であるが音感の鋭い子供も何人かいて直ぐに「きらきら星」を演奏できるようになった。

ピアニカの練習 福井さんの紙芝居「おおきくなあれ」



続きをご覧になるには、こちらをご覧ください(報告書全文)


バングラデシュ・インド スタディツアー (二期生 福井きつこ)
アジアの貧困とNPO/NGO支援研究会
バングラデシュ・インド スタディツアー (2012年11月8日~18日)

RSSCに入学していなければ、当然のことながらこの研究会でバングラデシュを訪問することはなかった。貧困問題の原因を探り、対策を考え・・・しかしどんなに頑張っても私達が貧困をなくすことは出来ない。それならば現場を見たい、知りたい、何か出来ることがあるかもしれない、そんな思いに駆られ机上の学びから飛び出した。今年は研究会としては4度目のバングラデシュ訪問となった。どんなに小さな活動でも続けていれば、根が少しずつ張り巡らされていくように人の縁が繋がっていくような気がする。

今年も一番の目的は立教ホームカミンデーでのRSSCバザー収益金をマイメンシン(ダッカから北へ約130キロ)の施設へ直接届けることだった。その施設と、その施設に近所からご飯を食べにやってくる子ども達の「ごはん基金」支援を始めて早や3年が過ぎた。

ダッカの街はどこを見渡してもリキシャだらけ ダッカのノンフォーマル小学校

又今年は、研究会メンバー4期生(長年フィリピンで子ども達へ絵本の読み聞かせの活動をされている方)のアドバイスで新たな取り組みを始めた。夏ごろから準備を始め、ベンガル語で絵本の読み聞かせやエプロンシアター、寸劇に挑戦することになった。ダッカのノンフォーマル小学校、マイメンシンの施設、それから駅周辺に住んでいるスラムの子ども達を集めての寺子屋、これら3箇所で旅回りの一座のように小道具持参、子ども達との交流の場が出来た。私達のベンガル語がどこまで通じただろうか、時折子ども達が発音を助けてくれる場面もあり大いに沸いた。

マイメンシンの寺子屋を訪問 マザーテレサの家

今回はダッカから飛行機で40分ほど、インドのコルカタにも立ち寄り、一度は訪れてみたかったマザーテレサの家を訪問した。シスター達がバケツに水を汲みながら黙々と仕事をしている、映画で見た光景がそこにあった。マザーのお墓には、花文字で「COME BE MY LIGHT」と書かれていた。そこで手を合わせていると、宗教を超えた愛を人々に捧げたマザーの深い心に触れたように思え、自分自身の心がとても小さく思えた。

アウトサイダーとしての私達に出来ることは限られているかもしれないが、RSSCの授業から始まり繋がったバングラデシュの子ども達との交流を「ごはん基金」も含めてこれからも続けていきたいと思っている。

「我々アウトサイダーには多くの共通点がある。比較的裕福で、読み書きができ、教育や専門的訓練を受けており、子ども達も良い学校に通っている。体内には寄生虫はおらず、寿命は長く、必要以上に多くのものを食べている。本を読み、新聞を買うことが出来る。我々のような人間は、国籍、職業、専門分野を問わず、世界中に存在する」
                     ★ロバート・チェンバース (見えない農村の貧困より抜粋)

報告書の全文はこちらをご覧ください。

堤静香さんの体験記録が「大法輪」に掲載されました
堤静香さんの体験記録が仏教月刊詩「大法輪」12月号に掲載されました。
                                    2012年11月21日
                                    報告者 御守陽治(2期生)

このたび発売された月刊誌に堤さん(2期生)の体験記録が掲載され、ご本人の了解を得て同窓会ホームページに紹介致しますのでお読みになって下さい。

堤さんは百万人に一人という悪性ガン「骨肉種」から生還を遂げた女性でその体験は医学的にも大変貴重なケースと言われております。2004年にガンから生還し、2009年に2期生としてRSSCに入学しました。現在も治療を続ける傍ら重粒子線ガン治療を普及する為の講演活動をして、一人でも多くのがん患者の方に先進医療の素晴らしさを伝えています。又同窓会「ワイン研究会」の役員として同窓会活動を盛上げて頂いております。

この修了生のページにも詳しく彼女の体験記録が掲載されておりますが、彼女の信仰している親鸞が取り持つ縁で、浄土真宗僧侶の医学博士京都大学講師・千石真理さんがインタビュー取材した堤さんの体験記録が著名な仏教誌に掲載されました。千石真理さんはRSSCの千石先生とは同姓ですが直接のご関係は無いとのことです。

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ガンを善知識として
       -ある女性の生還とその信仰生活
                千石(せんごく)真理(まり)
           京都大学こころの未来センター上席特定研究員
           医学博士・浄土真宗本願寺派僧侶
        (仏教月刊詩「大法輪」2012年12月号から)
 記事を読まれる方はこちら 

「元気になろう福島」スタディツアーに参加しました(文責前田秀子)
佐野ゼミ3期生の有志で、8月9(木)・10(金)の1泊2日で福島県田村町船引町/川内村(30㎞圏内)へ行ってきました。

「元気になろう福島」は、福島県内の地域の人々・会社・お店・団体などが元気になるようにサポートするNPO法人です。そこに事務局として、「蓮笑庵」という地域に開放された憩いの場を中心に地域の文化、コミュニティーの立て直しのため、地域の方々とすっかり溶け込んで活動されている佐野先生の応援もかねて今回の活動となりました。原発が「人の暮らし」をすべて破壊した現実を目の当たりにして改めて、黙ってはいられないという感を強くしました。(蓮笑庵前にて)



捨てることを条件にそれでも緑鮮やかに育った稲を育てる秋元さん、今年3月に警戒区域が解除され行政が帰村して3か月を経た今も住民の帰村が20%台と低迷、再生と復興への道のりが厳しいなか、商工会を中心に新たな村づくりのために奮闘されている井手さん、それでも前を向いて奮闘されている力強さに勇気をもらってきました。第1回スタディツアーの1期生として、応援体制を広げていくことが私たちの役割であることを痛感して帰路につきました。(前田)

目的
NPO法人「元気になろう福島」が関わる福島県内の復興まちづくりの現場(田村市船引町/川内村)の状況について県内外の方に触れていただき、今後福島県内の地域復興にどのような関わりを持っていただけるかを、一緒に探り考える機会とする。

参加者
立教セカンドステージ大学 3期生  宮部善彦・三澤和弘・杉山友美恵・前田秀子

プログラム
8月8日(水)
13:00 立教セカンドステージ大学メンバー(4名)蓮笑庵 到着
13:00 蓮笑庵見学(案内:渡辺さん)
13:30 茶話会@万菜
15:00 船引町内の仮設住宅へ移動
15:30 仮設住宅の見学/住民の方とお話
17:00 小泉農園へ移動
17:30 小泉農園訪問
18:30 花の湯へ移動
19:00 夕食

8月9日(木)
8:00 花の湯出発
9:00 川内村到着/村内見学
10:00 オーガニックコットン畑見学
10:30 秋元さんの「福幸米」田んぼ見学
12:00 小松屋にて昼食
13:00 井手茂さん(川内村商工会長/市議)のお話を聞く
14:00 ツアー全体のまとめ・総括
15:00 解散(一般参加者をJRいわき駅に送迎)

スタッフ 本田・佐野・戸上

詳しい感想はこちらをクリックしてください。

バングラデシュ・スタディツアー1週間
     「アジアの貧困とNPO/NGO支援研究会」新井優雅、石川秀雄、継潔、福井きっこ

1971年にパキスタンから独立、日本の5分の2ほどの面積に人口は約1億4千万人。アジアの最貧国といわれるバングラデシュ、この国を実際に訪問するに至るには、メンバーそれぞれに何らかの縁があったに違いない。それぞれの想いを抱きながら研究会としては一昨年、昨年に引き続き3度目の訪問となった。

マイクロファイナンス利用の女性たち ノンフォーマル初等教育 新聞で作ったカブト

世界最大のNGO、BRAC(バングラデシュ農村向上委員会)のマイクロファイナンス、少額の資金を提供、貧しいが何とか経済的に自立して家族の生活をより良くしたいという、女性を支援する金融プログラム。彼女たちの夫はほとんどリキシャの運転手など。金利は15%~20%で決して安くはない。それでも有難いと彼女たちは言っていた。しかし、側にはBRACの担当者が同席している。本音の部分は言えないだろうという雰囲気が伝わってくる。借金地獄に陥ることなく何とかこの資金をもとに成功してほしい。

こちらもBRACが運営するノンフォーマル初等教育(小学校1年~5年)。普通の国立小学校に通えない子どもたちをサポートしている。トタン屋根、机も椅子もない、コンクリートの床にゴザが敷いてある程度。しかしここに通える子ども達はまだ幸せ。折り紙で一緒に風船を作ったら大喜び。又、日本の新聞でカブトを作ると、「頭にかぶせて~」と人懐っこくはしゃいでくる子ども達の様子がかわいい。石川さんのハーモニカに合わせて大きなアクション、新井さん、継さん、私、4人ですっかり童心に返り「かえるのうた」を披露した。
♪ケロケロケロケログワッグワッグワッ♪ 
恥ずかしさも忘れて思いっきり歌ったら大うけ。お礼にと、子どもたちもダンスを踊ってくれたり、バングラの国家を歌ってくれた。
(国立小学校の学費、1年で500タカ~1000タカ(約500円~1000円)私立12000タカ)

交通渋滞のひどいダッカ市内ではリキシャが便利。私たちも何度か利用した。二人乗りのリキシャで結構走っても20タカ。街中リキシャだらけ。12時間働いて一日の稼ぎは200タカ~300タカほど。ガタガタ道ではお尻にびんびん響く。車にもリキシャにもぶつかりそうになり、しっかり捕まっていないと怖い。(会社員のサラリーは月10000タカ~15000タカ)1タカは約1円

ダッカのリキシャ 岩本直美さん ラルシュ・マイメイシン

ラルシュ・マイメイシン(ラルシュとは障害のあるなしを超えて人間の弱さと悲しみによって結び合された共同体)ダッカから渋滞にぶつかり、又まるでカーチェイスをしているような運転状況を経験しながら、北へ約5時間、やっとマイメイシンへ到着した。JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)ワーカーとして、長年このマイメンシンのコミュニティーセンターで、障がい者と向き合いながら自立支援に携わって来られた岩本直美さんに会うのを私たちは楽しみにしていた。一昨年、我が研究会のメンバーである増田忠雄さんが単独で訪問され、ここに一週間滞在された。

そして、「ごはん基金」と私たちをつなげて下さった。今年10月23日のホームカミングデーバザー収益金の約半分、7万円を「ごはん基金」として岩本さんに直接お渡しした(バザーの様子をお伝えする写真も一緒に)。1日の食事代が、朝15タカ、昼25タカ、夜20タカ 計60タカ(約60円)この施設には数十人の子ども達と、地域から昼食だけを食べに来る(それが一日の主食)ハンディのある子ども達もいるので食費の援助は本当に助かるとのことだった。「立教セカンドステージ大学の皆さんにくれぐれも宜しくお伝え下さい、皆さんの温かいお気持ちに感謝します」と岩本さんは感謝の意を述べて下さった。ストリートチルドレンの中でも障がいをもつ子ども達を連れてきてお世話をされている。だから年齢ははっきりわからない、推定だ。
昼はイスラムの祈り、夜はキリスト(プロテスタント・カトリックを超えた)の祈りを体験。皆さんと一緒にカレーをいただきながらマザーテレサも訪れたこの場所で私たちは言葉少なになってしまった。ヒンドゥー、モスリム、クリスチャンが共存していることにも心打たれた。

線路際スラムで食事の準備 スラムの子供たち 国鉄駅近くのスラム街

スラムと一言でいってもそこにも格差はある。私たちが訪れたマイメイシン駅のスラムでは一日の生活費が約50タカに満たない。古紙拾ったり物乞いをして稼ぐ。お風呂は駅のトイレで体を洗ったりしているらしい。外国人(私たち)は珍しくどこに行っても周りに人が集まってくる。じーっと見入られるが、微笑むと笑顔が返ってくる。バングラデシュの人たちはとてもフレンドリー。美味しいものを食べた時にその美味しさを伝える言葉が見つからなくてもどかしい時がある。
そんな時はその店にお連れするのが一番だ。「バングラデシュどうだった?」この質問に自分でも納得できる言葉が見つからない。まだまだ観光化されていないこの国にご関心のある方、是非来年ご一緒しましょう。 百聞は一見にしかず、このありふれた言葉を深く実感できる国です。

Boeing787初搭乗記  (二期生 藤田哲三)
2011年11月28日10:15、曇天の岡山空港から羽田行きDream Liner Boeing 787、ANA654 便に初搭乗した。

Dream Liner Boeing 787 Rolls Royce ジェットエンジン

思えば2002年秋、シカゴ国際工作機械見本市IMTSで炭素繊維製ビジネスジェット機のモデルを見て以来、日本で炭素繊維製機体の35%を製造する事となったBoeing 787の主翼及び中央翼の製造設備に関与して9年の歳月が流れた。
当初2008年の就航予定であったANA機の初飛行が、生みの苦しみと言おうか、技術的トラブルで7回もの納期延期の末、やっと本年11月1日からの羽田⇔岡山間の初就航が実現した。

岡山空港の滑走路から全速力で加速した787はGを感じさせながら、軽やかに空中に舞い上がり、耳鳴りの原因となる室内気圧の変化も一切感じられない。安定飛行に入ると僅かなエンジン音を後方に感じるのみで、目を窓に向けると我々が長年携わって、三菱重工大江の複合材翼工場で見覚えのある細くてスマートな主翼が空中に伸びている。主翼製造設備をフランスから輸入するため、何度もフランス通いをした頃の思い出が走馬灯のように蘇る。

こんなに細くてスマートな主翼だけで、果たしてこの大きな機体を支えられるのだろうかと不安がよぎる。主翼のスマートさに比べて主翼の下に取り付けられたRolls Royce のジェットエンジンが異様に大きく見える。大きいから離陸時の軽快な加速を可能にするのであろうと一人で納得。窓は大きくて、可変遮光カーテン付き、トイレは旅客機としては初のウォシュレット付きである。キャビンアテンダント嬢の話によると「加湿されたキャビン内気圧は安定しており、静かで振動が少ない感じです」との事。

従来機と比較して、乗り心地は遥かに改善されており快適な空の旅が出来る飛行機である事は間違いない。エコノミークラスに乗ったので, やむを得ない事かも知れないが、欲を言えばもう少しスペ-ス的に余裕が欲しい。

羽田まで約1時間の飛行であったが、787は房総半島上空で大きく左旋回して、東京湾アクアライン、海ほたるを眼下に見ながら静かに羽田空港に着陸した。
これで私が最後の仕事として追いかけたBoeing 787の主翼、中央翼製造設備の完成を確認できた思いであった。既に世界の航空会社から、八百数十機を受注している787の安全運航と更なる飛躍を期待したい。

堤静香さん(2期生)が重粒子線がん治療について講演しました
2011年10月22日、2期生の堤静香さんは佐賀県の県民公開講座「心と体にやさしい重粒子線がん治療」において、実際の治療体験者として講演しました。専門家の先生の講演に引き続いて、実際にこの治療でがんを克服した堤さんの治療体験のお話は、1100名を上回る多くの聴衆の方々に大変興味と感動を持って迎えられました。

      

講演の原稿はこちらから見ることができます。
下は、主催者から頂いたお礼と聴衆の感想です。

拝啓、秋涼の候ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

堤様にはお忙しいところ、また、遠路にもかかわらず、県民公開講座「心と体にやさしい重粒子線がん治療」の講師をご快諾いただき、治療体験のお話を聞かせていただき、ありがとうございました。会場の皆さまにアンケートをお願いしていたところ、堤様への感謝のことばがたくさん綴られていましたので、ほんの一部ですが、ここにご紹介させていただきます。

「宮川さんの講演を楽しみに来ましたが、それ以上に感動したのは堤静香さんのお話でした。堤さんありがとうございました。」(50代、男性)

「堤さんの話に心うたれました。多くの人を彼女のように助けてほしいと思います:一日も早く。」(70代、男性)

「重粒子線がん治療の素晴らしさを知ることができて良かったです。私はがんの体験者だけど、あきらめない治療があることを考えられることを嬉しく思います。」(60代、女性)

実際にがんと宣告され、重粒子線による治療を受けられた堤様から「このように治るのですよ」というお話をしていただいたことでく多くの方が勇気づけられたのではないかと思います。

おかげさまで、サガハイマットの開設を待ち望むことばもたくさん頂くことができました。私たちは、このサガハイマツトをしっかりと立ち上げることで、がん患者さんの治療の選択の幅を広げ、患者さん、そしてそのご家族の笑顔を広げていけるよう努めてまいります。

                                  佐賀国際重粒子線がん治療財団

佐賀県では、九州新幹線「新鳥栖」駅前に、九州初となる重粒子線がん治療施設「サガハイマット」が平成25年春に開設するプロジェクトが進んでいます。


フッターイメージ